イソトレチノインの好転反応はいつまで?症状と対処法・ない人の特徴まで解説

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イソトレチノイン治療を始めたらニキビが増えてしまい、

これって副作用?それとも効いている証拠?

と不安になっていませんか?

実は、イソトレチノインを飲み始めて肌が一時的に悪化するのは「好転反応(初期悪化)」と呼ばれる現象で、薬が効き始めているサインなんです。

多くの場合、この症状は数週間で落ち着き、その後は驚くほどニキビが改善していきます。

この記事では、イソトレチノインの好転反応について、実際にどんな症状が出るのか、いつまで続くのか、そして好転反応がない人の特徴まで詳しく解説します。

さらに、症状がひどい時の対処法や治療中の注意点もお伝えしますので、不安を解消して安心して治療を続けられるようになるでしょう。

当記事イチオシのイソトレチノインを扱うクリニックをご紹介しますので、治療開始を決めた方は参考にしてください。

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QBC編集部

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当記事の監修者
監修者 QB CLINIC院長 鍵野

QB CLINIC 院長
鍵野 攻允(カギノ コウジ)

若くして脂肪吸引・豊胸専門美容クリニックの院長に抜擢され、現在も日々多くの手術をこなす現役ドクター。 慶應義塾大学病院をはじめ、複数の院での勤務経験を活かし、患者様のお悩みによって、オーダーメイドに治療を提供しております。

経歴・詳細
経歴
  • 2021年3月日本医科大学医学部 卒業
  • 2021年4月慶應義塾大学病院 入職
  • 2023年5月QUIC BEAUTY CLINIC 院長
  • 2024年12月一般社団法人医鍵会QUIC BEAUTY CLINIC院長
その他職歴
  • アムルーズ美容外科
  • 東京ブランシェクリニック
  • BBクリニック銀座
  • 藤ナチュレ美容クリニック
目次

イソトレチノイン好転反応とは?医学的には初期悪化と呼ばれる現象

イソトレチノインの好転反応とは、ニキビ治療薬であるイソトレチノインを服用し始めた際に、一時的にニキビが悪化する現象のことです。

医学的には「初期悪化」や「フレア」と呼ばれることが多く、治療を始めて間もない時期に赤みやニキビの増加が見られることがあります。

これは実は、薬が効き始めた証拠なんです。

QBC鍵野院長

肌のターンオーバーが促進され、毛穴に詰まっていた老廃物が押し出される過程で起こる、いわば「デトックス」のような現象といえるでしょう。

イソトレチノインの好転反応と副作用の違いは?一時的な悪化は治療効果の証拠

好転反応と副作用って何が違うの?

と疑問に思う方も多いでしょう。

好転反応は治療初期に起こる一時的なニキビの悪化で、時間の経過とともに自然に治まっていきます。

これは薬によって毛穴の詰まりが排出される過程で起こり、まさに「効き目が出ている証拠」として現れるものです。

QBC鍵野院長

一方、副作用肌の乾燥、唇のひび割れ、目や鼻の粘膜乾燥、頭痛など、治療効果とは関係なく現れる望ましくない症状を指します。

見た目だけで判断するのは難しいケースもありますが、好転反応は通常、治療を続ければ自然に治まる一過性の症状です。

対して副作用は放置すると悪化する恐れがあるため、適切な対処が必要になります。

判断に迷った場合は、自己判断せずに早めに医師に相談することが大切です。

なぜイソトレチノインの好転反応が起こるの?皮膚のターンオーバー促進が原因

イソトレチノインの好転反応が起こる主な原因は、薬の作用による肌代謝の劇的な変化にあります。

まず、イソトレチノインは皮脂腺を縮小させて皮脂分泌を抑制すると同時に、皮膚のターンオーバーを通常より速めます。

QBC鍵野院長

その結果、毛穴内部に蓄積していた角栓皮脂が一気に押し出されるようになるのです。

また、毛穴に詰まっていた微小なコメド(角栓の元)が表面に現れたり、皮脂や角栓の排出に伴って一時的に炎症反応が高まることもあります。

イソトレチノインはビタミンA誘導体の薬剤なので、体内のビタミンA濃度が急に高まることで、肌が敏感になる場合もあるでしょう。

これらは「古い角質や皮脂を追い出し、肌を再生させる」ポジティブな過程であり、過度に心配する必要はありません。

イソトレチノインの好転反応が起こる確率は?約10〜30%と個人差が大きい

好転反応が起こる頻度には個人差がありますが、一般的に全体の約1030%程度とされています。

臨床データでは「イソトレチノイン治療患者の約30%に初期悪化が見られた」との報告がある一方、別の調査では約20%前後というデータもあり、数字には幅があります。

これは患者さんのニキビの重症度や皮脂の量、治療法によって差が出るためです。

QBC編集部

重症のニキビ患者ほど初期悪化が起こりやすい傾向があり、逆に軽症の人では好転反応がほとんど見られない場合もあります。

知恵袋などでも「イソトレチノインの好転反応がないのは効いてないの?」という質問を見かけますが、好転反応は出る人と出ない人がいる現象です。

出なかったからといって治療効果がないわけではありません

イソトレチノイン好転反応の具体的な症状は?

では、実際にイソトレチノイン服用後に見られる好転反応の具体的な症状を見ていきましょう。

主な症状は「ニキビが増える」「角栓が出てくる」「普段できない場所にニキビができる」の3つです。

イソトレチノイン好転反応の具体的な症状① ニキビが一時的に増加する

最も典型的な好転反応の症状が、ニキビの一時的な増加です。

服用開始から間もない時期に、新しいニキビが次々と出てきたり、今まで小さかったニキビが急に赤く大きく腫れることがあります。

鏡を見て

治療前より悪化している!

と感じてしまうかもしれません。

これは毛穴に溜まっていた角栓や皮脂が押し出され、潜んでいたニキビの元が表面化するためです。

特に炎症を伴う赤ニキビが一時的に増えると、見た目の悪化が顕著になるため戸惑う方が多いでしょう。

しかし、このニキビ増加は永続的ではなく一過性のものです。

多くの場合、服用後数週間から1ヶ月程度でピークを迎え、その後は新たなニキビ発生が減少に転じていきます。

実際に治療を継続した患者さんからは

最初の1ヶ月はニキビが増えて落ち込んだけれど、その後ウソのように良くなっていった

という声が多く聞かれます。

イソトレチノイン好転反応の具体的な症状② 角栓が増加する

角栓(毛穴に詰まった皮脂の塊)が表面に排出されるのも好転反応の特徴です。

イソトレチノインの作用で皮脂分泌が抑えられ、毛穴の詰まりが改善される過程で、毛穴に蓄積していた角栓が押し出されてくることがあります。

その結果、鼻や頬など毛穴の多い部位で白い角栓や皮脂の塊がポロポロ出てきたり、ザラザラとした手触りを感じることがあるでしょう。

これは薬が効果を発揮している兆候の一つでもあります。

詰まっていた老廃物が出ていくことで、今後ニキビができにくい毛穴に生まれ変わる前段階といえます。

ただし、角栓が表面に見えると気になって指で押し出したくなるかもしれませんが、無理に押し出すのは厳禁です。

QBC鍵野院長

不衛生な手で触ると細菌が入って炎症を悪化させたり、肌を傷つけてニキビ跡になる恐れがあります。

イソトレチノイン好転反応の具体的な症状③ いつもと違う場所にニキビができる

普段あまりニキビができない場所に吹き出物が現れることも、好転反応の際によく報告される現象です。

例えば、今まで額や顎に集中していたのに頬やこめかみなど新たな部位にニキビが出現したり、胸元や背中にニキビができることがあります。

今までここにニキビなんてできたことないのに…

と驚くかもしれません。

これもイソトレチノインによるターンオーバー促進で、深層の角栓や皮脂が排出される過程で起こります。

通常は表面化しないような奥深くの角栓まで押し出されるため、今までニキビとは無縁だった箇所にも一時的にニキビが発生することがあるのです。

QBC編集部

この症状も永続的ではありません。

治療が進み肌の状態が落ち着いてくれば、こうした新しい部位のニキビ発生も自然と治まっていきます

イソトレチノイン好転反応はいつまで続く?期間の目安

好転反応はいつまで続くのか」は、治療中もっとも気になる点でしょう。

一般に、イソトレチノインの好転反応は数週間から長くても1〜2ヶ月程度で落ち着くことが多いです。

イソトレチノイン好転反応はいつまで① 開始時期は服用後1〜2週間で現れることが多い

好転反応が現れ始めるタイミングは、服用開始後おおむね1〜2週間以内であるケースが多いです。

早い人では数日でニキビの増加や肌の赤みを感じることもありますが、個人差があり、中には服用後3〜4週間経ってから初めて肌が荒れてくる人もいます。

多くの場合、「飲み始めて1週間くらいは何も変化がなかったのに、10日過ぎたあたりから急にニキビが増え出した」というパターンが報告されています。

初期症状が出るとしたら大半は最初の1ヶ月以内なので、治療を始める際は「まず2〜4週間は様子を見る」という心構えをしておくと良いでしょう。

イソトレチノイン好転反応はいつまで② ピーク期は2〜4週間で症状が最も強くなる

好転反応による肌荒れが最も強く現れるピーク時期は、概ね治療開始後2〜4週間目と考えられます。

服用後すぐには変化がなくても、2週目から3週目にかけてニキビの増加や赤みが最大になり、洗顔するのも嫌になるくらい見た目が悪化することがあります。

QBC編集部

この時期が患者さんにとって一番つらい局面かもしれません。

しかし、このピークを過ぎると新しいニキビの出現が抑えられ始め、徐々に肌状態が落ち着いてくるのが普通です。

多くの臨床報告で「服用開始3〜4週でニキビ悪化が頭打ちとなり、その後改善に転じた」とされています。

イソトレチノイン好転反応はいつまで③ 改善時期は4〜6週間で徐々に落ち着く

治療開始から4〜6週間(約1〜1.5ヶ月)も経つと、多くのケースで好転反応が収まり始めます。

最初に増えたニキビが減少に転じ、新たなニキビもあまりできなくなってくる時期です。

気づいたら最近新しい大きなニキビができていない

赤みが少し引いてきた

など、徐々に改善の実感が湧いてくるでしょう。

平均すると2ヶ月目くらいから明らかな肌の改善を感じる患者さんが多いようです。

しっかり6ヶ月間の治療(1クール)を完了すれば、たとえ初期に悪化しても最終的にはほぼ全員でニキビが大幅に改善するというデータもあります。

イソトレチノイン好転反応がない人の特徴

一部の人はイソトレチノインを服用しても目立った好転反応が「ない」場合があります。

全患者のうち半数以上は顕著な初期悪化を経験しないとも言われています。

では、好転反応が起きにくい人にはどんな特徴があるのでしょうか。

イソトレチノイン好転反応がない人の特徴① 軽度のニキビで炎症が少ない人

ニキビの重症度が低い人は初期悪化が起きにくい傾向にあります。

もともと皮疹の数が少なく炎症も軽い場合、イソトレチノインで一気に悪化するといった劇的な変化が起こる余地があまりありません

例えば、白ニキビや黒ニキビ中心で赤ニキビがほとんどないような軽症患者では、服用後に急激に肌が荒れるケースは稀です。

QBC鍵野院長

慢性的に炎症を起こした大きなニキビ(膿疱や結節)が少ない人も、初期悪化で顕著な悪化を感じにくいでしょう。

炎症性の病変が多い人ほど、治療開始直後にそれらがさらに悪化するリスクがあるためです。

イソトレチノイン好転反応がない人の特徴② 皮脂分泌がもともと少ない人

皮脂の分泌量が元々少なめの肌質の人も、好転反応が起きにくい可能性があります。

イソトレチノインの作用は皮脂腺を縮小し皮脂を減らすことですが、そもそも皮脂量が多くない人では、急激な変化によるトラブルが起こりにくいからです。

QBC編集部

脂性肌の人は毛穴に皮脂が詰まりやすく、それが一気に排出されることで初期悪化が目立ちます

一方、乾燥肌から普通肌で皮脂分泌が過剰でない人は、劇的な皮脂変化が起こらず、結果としてニキビの悪化もマイルドなことがあります。

イソトレチノイン好転反応がない人の特徴③ 角栓や毛穴詰まりが軽微な人

毛穴の詰まり(角栓形成)が少ない人も、好転反応が起きにくい特徴があります。

ニキビの第一段階は毛穴の詰まり(コメド形成)ですが、イソトレチノインで好転反応が起きるか否かは、この毛穴に溜まったコメドの量にも左右されます。

日頃からスキンケア等で角栓ケアが行き届いていた人や、角栓がたまりにくい肌質の人は、イソトレチノインを飲み始めても出ていくべき詰まり物が少ないため、ニキビが急増する現象は起こりにくいのです。

イソトレチノイン好転反応がひどい時の対処法

多くの場合、イソトレチノインの好転反応は軽度から中等度で収まりますが、中には好転反応がひどいケースもあります。

QBC編集部

ここからは、イソトレチノイン好転反応がひどい時の対処法を紹介していきます。

イソトレチノイン好転反応がひどい時の対処法① 医師に相談して用量を調整

好転反応があまりに強いと感じたら、まずは処方医に相談しましょう。

自己判断で服用を中断する前に、用量の調整について医師と話し合うことが大切です。

イソトレチノインは体重あたりの適正用量がありますが、症状に応じて一時的に減量したり休薬したりすることも可能です。

医師はこれまでの経過や副作用の出方を踏まえて、数日間服用をストップしたり、しばらく半量に減らしたりするなどの判断をしてくれるでしょう。

必要に応じて治療プラン自体の見直しも行われます。

イソトレチノイン好転反応がひどい時の対処法② 保湿ケアを徹底する

イソトレチノイン服用中は副作用で肌や粘膜が非常に乾燥しやすくなります

乾燥がひどいと肌のバリア機能が低下し、刺激に弱くなって余計に赤みや痒みが増して見えることがあります。

そこで、徹底した保湿ケアが重要になります。

QBC鍵野院長

低刺激で高保湿のスキンケア製品(保湿クリーム、乳液ワセリンなど)を朝晩しっかり塗り、肌の潤いを保ちましょう。

特にお風呂上がりや洗顔後はすぐに保湿剤を塗布し、乾燥から肌を守ります。

イソトレチノイン好転反応がひどい時の対処法③ 刺激を避けたスキンケアをする

好転反応がひどい時期こそ、スキンケアはできるだけ刺激の少ない優しいものに徹するべきです。

QBC鍵野院長

アルコールや強い酸(AHAなどピーリング成分)を含む化粧水、粒子の荒いスクラブ洗顔、メントール配合でスースーするような製品などは避けましょう。

これらは一時的にさっぱりしますが、炎症を起こして敏感になっている肌には刺激が強すぎます

洗顔はぬるま湯で手のひらで泡を転がすように優しく行い、ゴシゴシ擦らないことが大切です。

基礎化粧品は低刺激でシンプルな保湿剤のみで十分です。

イソトレチノイン好転反応がひどい時の対処法④ 自己判断での中断は避け医師に相談

症状がつらいからといって、自己判断で治療を中断してしまうのは避けましょう

途中でやめてしまうと、せっかくニキビの元を一掃するチャンスを逃してしまい、また元の状態に逆戻りしてしまう可能性があります。

QBC鍵野院長

実際、イソトレチノインを早期に自己中断するとニキビの再発リスクが高まることが知られています。

どうしてもつらい場合は減薬や休薬も含めて医師が対応してくれます。

イソトレチノインによる治療を続けることに不安を感じたら、一人で抱え込まずすぐに担当医に連絡しましょう。

イソトレチノイン服用量と好転反応の関係

イソトレチノイン治療では、開始時の用量設定によって初期悪化の出方や治療経過が変わることがあります。

イソトレチノイン高用量開始:好転反応は強いが短期間で改善

イソトレチノインを高用量(例:1mg/kg/日程度)で開始した場合、初期の好転反応がやや強く出やすいと報告されています。

急激に皮脂が減少することでニキビが一気に噴き出し、治療初期の悪化率が上がるというデータがあります。

つまり「効き目が強いぶん最初の揺り戻しも大きい」というイメージです。

しかし、その代わり改善までのスピードは速い傾向があります。

QBC鍵野院長

高用量でしっかり効果を出すことで、初期悪化の期間自体が短く済むという臨床試験の結果もあります。

イソトレチノイン低用量開始:好転反応は軽いが長期化の可能性あり

低用量(例:0.2〜0.5mg/kg/日未満)でイソトレチノインを開始した場合、初期悪化は比較的軽度に抑えられるとされています。

高用量に比べて皮脂抑制効果がマイルドになるため、ニキビの増悪が目立たずゆるやかに改善していくケースが多いようです。

敏感肌の人初期悪化への不安が強い人には、このように副作用リスクの低い低用量から始める方法がとられることがあります。

QBC編集部

しかしデメリットとして、治療効果の発現が穏やかで、完治までに時間がかかる可能性があります。

また、イソトレチノインによる治療が怖いと感じている方は、こちらの記事も参考にしてください。

イソトレチノインの適切な用量は?体重と症状に応じて個別対応

適切なイソトレチノインの用量は、患者一人ひとりの体重や症状の程度、生活状況などを総合的に考慮して医師が判断します。

QBC鍵野院長

一般的には体重1kgあたり0.5mg前後/日を目安に開始し、様子を見て増減させることが多いです。

重要なのは自己判断で勝手に用量を変えないことです。

副作用が怖いからと勝手に減らしたり、逆に早く治したいからと自己判断で増やすのは大変危険です。

医師は経過に応じて柔軟に用量を調節してくれます。

適切な累積投与量(一般に120mg/kg以上)を達成できるよう計画してくれるでしょう。

イソトレチノイン治療中の注意点は?

イソトレチノイン治療を安全かつ効果的に進めるために、治療中に注意すべきポイントをしっかり押さえておきましょう。

イソトレチノイン治療中の注意点① 紫外線対策する(日焼け止め・日傘)

イソトレチノイン服用中は肌が紫外線に対して敏感になります

QBC鍵野院長

薬の作用で角質が薄くなりやすく、皮脂が減っているぶん日焼けによる紫外線ダメージを受けやすい状態になっています。

そのため、日中外出時には必ず日焼け止め(SPF30以上推奨)を塗り、日差しの強い日は帽子や日傘、UVカット衣類で物理的に日光を遮りましょう。

ちょっとくらい平気だろうと油断すると、いつもなら焼けない程度の日差しでも赤く炎症を起こしたり、そのままシミになって残ってしまうことがあります。

イソトレチノイン治療中の注意点② 避けるべき施術(ピーリング・脱毛・レーザー治療)

イソトレチノイン服用中および服用終了後しばらく(目安として3〜6ヶ月程度)は、肌への強い負担を伴う美容施術を避ける必要があります。

QBC鍵野院長

具体的には、ケミカルピーリング、医療レーザー、光脱毛・レーザー脱毛、強めのダーマローラーなどが該当します。

これらの施術は皮膚が通常の状態であっても刺激が強いものです。

イソトレチノイン治療中の敏感な肌で行うと、傷跡が治りにくかったり色素沈着・瘢痕を残すリスクが高まります。

イソトレチノイン治療中の注意点③ 食事と併用薬はビタミンA摂取に注意

イソトレチノインはビタミンA誘導体の薬であるため、体内のビタミンA過剰に注意が必要です。

治療中はビタミンAを豊富に含むサプリメント(マルチビタミンや美容サプリ等)は避けましょう

また、レバーやウナギなど極端にビタミンAを多く含む食品を毎日摂るのも控えた方が無難です。

QBC鍵野院長

併用薬については、一部の抗生物質(テトラサイクリン系)との併用は禁止です。

持病で薬を飲んでいる場合やサプリメントを常用している場合は、必ず医師に申告しましょう。

イソトレチノイン治療中の注意点④ 血液検査で定期的にモニタリング

イソトレチノイン治療では、定期的な血液検査によるモニタリングが欠かせません

QBC鍵野院長

服用中は肝機能(AST/ALT)血中脂質(コレステロール・中性脂肪)白血球数などに変化が起こることがあるため、通常1〜2ヶ月ごとに血液検査を行います。

これにより副作用の兆候を早期に発見し、必要に応じて用量調整や一時中止といった対処をとることができます。

女性の場合は定期的な妊娠検査も必須です。

イソトレチノインは重篤な催奇形性があるため、妊娠は絶対に避けなければなりません。

イソトレチノイン好転反応を乗り越えた後は?

辛い好転反応の時期を乗り越え、治療を続けた先には劇的な肌の改善が待っています

イソトレチノイン好転反応後は?① ニキビが劇的に改善する

イソトレチノイン治療を完遂すると、ニキビは高確率で劇的に良くなります

臨床データでは、イソトレチノインの有効率は約9899%にも達するとの報告があり、ほぼ全ての患者に改善効果が見られるとされています。

あれだけ悩んでいたニキビが嘘のように改善した

という喜びの声が多数寄せられています。

治療前は顔中にあった赤ニキビや白ニキビが、治療終了時にはほとんど消失し、新しいニキビもできにくくなるのが典型的なパターンです。

多くの場合5〜6ヶ月の治療で見違えるほど肌がきれいになるのです。

イソトレチノイン好転反応後は?② 皮脂分泌が正常化し毛穴の改善も期待できる

イソトレチノイン治療後は、皮脂分泌が正常化し、肌質にも大きな変化が訪れます。

もともと皮脂過多でテカリやすかった肌は、治療後には程よい皮脂量に落ち着くことが多いです。

QBC編集部

薬の作用で皮脂腺自体が萎縮して小さくなるため、治療終了後もしばらくは皮脂腺がリセットされた状態が続きます。

患者さんからは

肌のベタつきが治まり化粧崩れしにくくなった

毛穴が小さく目立たなくなった

という声が聞かれます。

イソトレチノイン好転反応後は?③ 効果は3〜5年持続し再発しにくい肌質になる

イソトレチノイン治療で得られた効果は、長期にわたり持続することが期待できます。

一般的に、1クールの治療(約5〜6ヶ月)を完了した後、3〜5年程度はニキビができにくい状態が続くとされています。

治療終了後少なくとも数年間は新しいニキビがほとんどできなかった

という患者さんは非常に多いです。

QBC鍵野院長

適切な総投与量を達成した場合、5年後の再発率が15%以下だったとの報告もあります。

つまり90%以上の人は5年後も再発なく良好な状態を維持できたということです。

まとめ|イソトレチノイン好転反応は治療効果の表れ

イソトレチノインの好転反応(初期悪化)は、決して無駄な苦しみではなく治療効果の表れです。

服用開始後に一時的にニキビが悪化するのは、薬が効き始めて皮膚が生まれ変わろうとしているサインであり、多くの場合1〜2ヶ月程度で落ち着きます。

好転反応が出るか出ないかは個人差がありますが、仮に出ても適切な対処によって安全に乗り越えることができます。

その先には、高い確率でニキビの劇的改善と長期寛解というご褒美が待っています。

QBC編集部

今、好転反応で不安な方も、決して諦めないでください

つらい時期は医師に相談し、サポートを受けながら乗り越えましょう

当記事の執筆者

QB CLINIC
編集部

経歴・詳細

総合病院で看護師として働いた後、美容医療の世界へ。現在はオンライン診療専門のQuic Beauty Clinicで患者さんと向き合いながら、正しい美容医療の情報をお伝えしています。

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